CBDという成分が世界的に話題になっています、日本でもその名称を雑誌やウェブサイトなどで見る機会が増えています。
では、CBDとは具体的にどのような物質なのでしょうか?
CBDは正式名称をカンナビジオール (Cannabidiol) といい、植物由来の天然成分です。最もCBD抽出に使われるのはカンナビス・サティバ (Cannabis L Sativa) と呼ばれる麻の品種です。
CBDは、リラックス効果や鎮痛作用なども確認されており、医療目的で使用されたりなど健康に良いとも言われています。それは、さまざまな調整・免疫機能や恒常性維持を担うエンド・カンナビノイド・システム (ECS) という生体システムに存在する受容体と結合されるからです。
CBDはカンナビノイドの中でもとりわけその効果や効能が注目され、健康に良いと言われています。
精神のリラックス効果、免疫系の調節、内蔵機能の調節などさまざまな生体機能に働くことが明らかになっており、また数々の実験から多くの病気の症状への効果も実証または示唆されています。
近年では、うつ病などの精神疾患、てんかんなどの神経障害、高血圧・心臓病、糖尿病、関節炎・リウマチ、がん治療などCBDの効果が期待されていると言われています。
CBDはECSを介して生体を適切な状態に維持することで病態にアプローチするため、自然療法の観点からも期待が集まっています。