CBDやCBDオイルどのように体内に吸収される?摂取方法の種類
CBDオイルなどのCBD製品を摂取した際に、CBDは一体どのような経路で身体に吸収されるのでしょうか。
基本的にCBDの摂取の仕方は、CBDを血流に乗せ全身を巡らせることで、生体のさまざまな部位に行き渡らせるのが一般的です。
血流に乗せるにはどうしたらいいの?と疑問に思われるかもしれませんが、実はCBDの摂取方法のほとんどは、CBDが内臓や毛細血管を経由して結果的に血流を流れる仕組みになっています。
ただし、それぞれの経路によって、CBDが血流を流れるまでの時間や血管に入り込めるCBDの量には差があります。
そのため、CBDを摂取してから効果が出るまでの時間や効果が持続する時間、身体への吸収率には違いがあります。
代表的なCBDの摂取方法には以下のものがあります。
舌下摂取
舌下摂取は、口内の舌の下部にあるくぼみにCBDを垂らして90秒前後置いてから飲み込む方法です。
口から摂取するという点では経口摂取と似ていますが、舌下摂取は口内の毛細血管が多く存在する部分が主な摂取経路になります。消化器官を経由せず血管に入り込める分、より効果は大きくなります。
CBDオイルは単なる経口摂取ではなく、舌下摂取を用いることでよりよい効果を得ることができます。吸収率は13~35%と経口摂取より高く、効果の持続時間4~8時間とある程度長いため、さまざまな症状に効果をもたらしやすい摂取方法といえます。
舌下摂取はコツが多少必要なため、最初は鏡を見ながら摂取するなど工夫することになりますが、慣れてくると簡単に摂取できるようになります。
経口摂取
口からCBDを摂取する方法です。
CBDは消化器官を通じて取り込まれ、肝臓で代謝を受けた後、血流で全身に運ばれます。
経口摂取で取り込むCBD製品は、CBDカプセルやCBDエディブル (CBDを配合した食品や飲料のこと) があります。吸収率は6〜20%と非常に低いのが難点です。
吸入摂取
吸入摂取では、VAPEといった電子タバコを使い、CBDを配合したリキッドを気化して吸い込みます。
CBDは肺胞の毛細血管に入り全身を渡ります。吸収率が34~56%と高いのも利点ですが、一方で効果が30分~1時間程度で切れてしまうというデメリットもあります。
経皮摂取
経皮摂取はCBDクリームやCBDジェル、CBDパッチなどで皮膚からCBDを取り込む方法です。
CBDは皮膚から体内に浸潤し、付近の細胞・組織に効果を及ぼします。
経皮摂取は直接患部にCBDを投与するため、炎症やかゆみなどの問題がある部位に限定的に働きますが効果は局所的なものになります。また、皮膚に浸潤させるのに、少し量を多めに使わなくてはいけません。
CBDやCBDオイルの摂取方法は経口摂取がおすすめ?
上で紹介したように、CBDにはさまざまな摂取方法があります。
それぞれの特徴と自身の症状を照らし合わせて、摂取方法は使い分けるのが望ましいでしょう。
例えば、仕事中の小休憩なんかに疲れやストレスからすぐに解放されたい時には、電子タバコを使っての吸入摂取は最適です。
皮膚炎や関節炎のかゆみや痛みを和らげるには、直接患部にCBDクリームを塗るのが効果的かもしれません。